石川県立能登高等学校

探究の窓

2025/05/07地域産業科3年生が最新のデータ可視化ツール「Tableau」を体験!

5月7日、地域産業科の3年生を対象に、特別授業「Tableau(タブロー)を使ったデータの可視化体験」が実施されました。

この授業は、神田外語大学教授であり北陸大学客員教授でもある田尻慎太郎先生、そして前セールスフォース・ジャパン執行役員で現在は能登の漁業のIT化に取り組む藤田聡さんのお二人をお招きし、3コマ連続の特別プログラムとして行われました。

1・2時間目:Tableauの基本操作とデータ分析体験

1・2コマ目では田尻先生によるTableauの基本的な操作説明と、実際のデータを使った可視化の実践が行われました。高校生にもわかりやすい丁寧な解説と、すぐに手を動かして学べる実践的な内容により、生徒たちは驚きと楽しさを持って取り組んでいました。

参加した教員もともに操作を体験し、「たった2時間でTableauの虜になりました」との声も上がりました。

3時間目:能登の水産業×データの可能性

3コマ目では、藤田聡さんによる「データと能登」と題した講演と、水産に関する実データを用いたハンズオン演習が行われました。石川県水産総合センターの魚種別水揚量データと、かなざわ総合市場の市況データを組み合わせることで、能登の漁業の現状や可能性をデータで「見える化」する体験となりました。

旧水産高校を母体とする地域産業科には水産分野に進路を希望する生徒も多く、非常に実践的かつ将来を意識できる学びの機会となりました。

生徒の声より

「とても操作しやすくて、もっと使ってみたくなった」

「データって面白い!課題研究にも使ってみたい」

「能登の漁業がこんなにすごいとは知らなかった」

 

今後に向けて

今回の特別授業は、単なるICTスキルの習得にとどまらず、「地域を深く理解する」「未来の自分の姿を想像する」きっかけにもなりました。地域資源を学び、データで表現するという新たな視点が、高校生の進路選択や探究活動に広がっていくことを期待しています。

田尻先生、藤田さん、誠にありがとうございました!