石川県立能登高等学校

探究の窓

2025/05/291年生の総探 ~探究の扉を開く~

今年度の1年生(普通科・地域産業科合同)が「総合的な探究の時間」で取り組んでいるのは「探究の意義と方法を学ぶ」こと、そして「自己理解と身近な問題解決の実践」です。生徒たちは様々な活動に意欲的に取り組んでいます。

第2回では、日常の疑問や課題から探究テーマを見出す視点を学び、グループワークを通して自分自身の探究の種を考えました。続く第3回では、提示された問題に対し「なぜなぜ分析」を用いて原因を深掘りし、効果的な解決に繋がる仮説を立てるトレーニングを通して、深く思考する力を養いました。

第4回と第5回では、「私」に焦点を当てた「ちょこっとマイプロジェクト(ちょこプロ)」に取り組みました。自己理解を深め、ウェルビーイングを高めるためのアクションを考え、実践と振り返りを繰り返す中で、自己調整力を高めました。

第6回には、「自分以外の誰か(We=私たち)」のための「ちょこプロ」を計画・実践し、他者を思いやる心と社会との繋がりを意識する視点を養いました。そして第7回では、「事実→感想→気づき→教訓→目標(宣言)」のフレームワークを用いた質の高い振り返りを学び、経験を次の行動に活かす意識を高めました。続いて「自分が本当にやりたいこと、大切にしたいこと」を探る「自己探究ワーク」を通して、自身の内なる興味関心に気づき、今後の探究活動の基盤となる「探究したいことのタネ」を見つけました。

1学期を通して、1年生は、探究の基礎を学びながら、自己理解を深め、他者との関わりを考え、そして自身の未来へと繋がる探究のタネに意識を向けています。2学期以降の地域探究活動に向けて、少しずつチカラを伸ばしていきます。