今年度の1・2年生は総合的な探究の時間(総探)を2学年合同で行ない、「地域探究」に取り組みます。「地域」を「自分以外の誰か」「自分以外の何か」と幅広く捉え、自分の「興味」「好きなこと」「疑問」を探究して「地域を元気にする(今よりも良くする)」ことを目的とした活動です。
あるチームは祭りをはじめとした能登という地域の魅力を日本中、世界中へと発信することをテーマに探究に取り組んでいます。このテーマを選んだ背景には、過疎化で伝統文化の継承が難しくなっている能登の現状があります。「たくさんの魅力を持った能登を少しでも多くの人に知ってもらいたい。そして能登を訪れる人を増やしたい。」そんな思いを持った1・2年生5名が集まりました。伴走者として、能登高校魅力化プロジェクトのスタッフもチームに加わっています。
より多くの人たちへ情報を届けるために、生徒たちは活動に協力してくれる仲間探しを始めました。まず声をかけたのは、能登町のワイルドな文化を発信しているプロジェクト「NOTONOWILD(能登のワイルド)」代表の辻野さん。生徒が活動の趣旨を説明すると、NOTONOWILDのグッズの販売許可をいただき、さらに新商品のバンダナを作っていただきました!
そして、能登の魅力を発信するには、なによりも実際に能登に暮らす方々の協力が必要になります。そこで、自分たちの活動を知ってもらうべく、10月2日(日)に能登町真脇公園で開催された秋祭りに参加しました。会場の一角をお借りし、小木袖キリコ祭りや輪島大祭といった祭りを紹介する手作りのポスターと迫力たっぷりの写真を掲示したパネルを展示し、来場のみなさんへ活動について呼びかけました。
生徒たちはこれからSNSなどを運用して情報発信を進めていきます。また、引き続き活動を応援してくれる仲間を募集しています。地域のみなさんのご協力をお待ちしております!