石川県立能登高等学校

探究の窓

2021/06/151年生 問題発見の技法を学ぶ

能登高校の1年生は総合的な探究の時間で「能登高校」をテーマにした問題解決学習に取り組みます。1学期は探究学習において大切な「問題発見」と「課題の設定」について、ワークに取り組みながら理解を深めています。

まずは、能登高校に入学して約3か月が経った今、高校や高校生活の「あるある」を思いつく限りたくさん書き出してもらいました。

生徒が書き出した能登高「あるある」とは

  • お昼に購買まで走りがち
  • 教室に消しゴムのカスがたまりがち
  • テスト直前になって勉強しがち

といった高校生らしいものがあれこれ。

そしてその「あるある」の中から、

「おかしくない?」
「どうしてこうなの?」

と思う現状を1つ選び、そのことに対して

「こうだったらいいな」
「こう変わってほしいな」

という理想の状態を書き出しました。

現状と理想が見えたら、その差や違いが「問題」です。

生徒たちは問題発見の技法を使って

  • 「制服」・・・男子はズボン、女子はスカートと決まっている
  • 「校則」・・・なぜ決められているのか生徒がわからないものがある
  • 「机とイス」・・・ガタガタしているものが多い
  • 「自動販売機」・・・ほしい飲み物が買えない
  • 「テスト」・・・未来のことを考えず今ダラけてあとで後悔する
  • 「校内放送」・・・聞き取りにくく次の行動がとれない
  • 「スマホ」・・・校内のルールを守れない人がいる
  • 「図書室」・・・本の数に対して部屋が狭い
  • 「教室の窓」・・・拭き掃除をあまりしておらず汚れている

といった校内に潜む改善点を発見していました。

普段当たり前にすごしている高校生活を意識的に捉えて、一人ひとりに学校の「なぜ?」が芽生えてきました。今後は似た問題意識を持った生徒同士でチームを組み、自分たちの高校をより良くしていくための探究活動を進めていきます。