石川県立能登高等学校

探究の窓

2021/10/051年生 北海道の高校と定期考査について話し合い

能登高校の1年生は総合的な探究の時間で
■能登高校を「より良い学校」にするために、私たちにできることは何か?
をテーマにした問題解決学習に取り組んでいます。

探究したいテーマによっていくつかのチームに分かれて活動していますが、その中の1つに
■なぜ年5回の定期考査なのか。テストの回数が多いほうが学習内容がしっかりと定着するのではないか。
という疑問から探究を始めたチームがあります。

このテーマは昨今さまざまな高校や中学校で議論され、改革も始まっているものです。まずは他校での定期考査改革の事例を調べ始めたのですが、それなら定期考査を廃止している高校と直接話してしまおう!ということで、コーディネーターと縁のある北海道大空高等学校の先生方や生徒たちとオンラインでつないでヒアリングをすることになりました。

事前に質問をたくさん用意していざヒアリングです。かなり緊張の面持ち。

まずは大空高校の校長先生と教務部長の先生に質問しました。

・どんな目的で取り組んだのか
・なぜ定期考査をやめようと思ったのか
・どんな効果が見られたか
・成績のつけ方
・生徒の反応
・定期考査をなくして小テストを増やしたときの先生の負担感
・定期考査をなくして後悔していないか

このようなことを尋ねて回答をもらいました。

生徒たちはすぐに緊張感もほぐれて活発なやり取りが行われました。

続いて大空高校の生徒にも質問しました。

・生徒にとってのメリット、デメリットは
・学習内容は定着しやすいと感じるか

などなど、和気あいあいとした雰囲気の中で意見交換をしていました。

能登高生にとっては定期考査がないなんて想像できない世界です。そうした世界を距離を越えてオンラインでつないでリサーチした生徒たち。これを活かしてこの先どんな探究活動が行われるのでしょう。楽しみです。