石川県立能登高等学校

探究の窓

2021/12/253年生 鉄道廃線跡を利活用するプロジェクト

地域創造科3年生は地域産業の6次化(高付加価値化)の探究に取り組んでいます。彼らが最終学年に取り組むのは「6次産業化」。農業・水産・商業それぞれのコースで学ぶ生徒たちが、探究活動を通して身近な地域の産業に対する関心を持ち始めています。

「のと鉄道」の廃線跡や廃駅舎を活用した観光客誘致や地域活性化を検討しているチーム。能登高校から比較的近く駅舎と線路跡が残る旧羽根駅でプロジェクトを進めています。

羽根駅周辺を整備して、住民や観光で訪れた人たちの休憩の場を作ることが彼らの構想。
そこで彼らはベンチ制作を始めました。

高校の近所のホームセンターのご協力で調達できた廃材を使っての大工仕事です。

座り心地をお試し中。いい感じです。

一方、駅周辺の整備も進めています。

駅の少し先にある廃線跡を草刈り。生い茂った雑草を刈り取ると羽根海岸が見えました!
雄大な富山湾が広がる絶景です。

こんな素敵な場所が雑草に埋もれていたとはとてももったいないし、生徒たちによる地域の再発見につながりました。
駅周辺にお住いの皆さんもここに着目したことを喜んでおられました。

線路跡もこのようにスッキリ!

そして12月にはペンキで鮮やかに塗られたベンチが羽根海岸を見下ろせる廃線跡に設置されました。
(注:その後、安全上の都合等によりベンチを撤去いたしました)

彼らの探究活動の様子は、地元新聞にも大きく掲載されました。