石川県立能登高等学校

探究の窓

2023/04/07「総合的な探究の時間」の研修会を行ないました

能登高校が春休み中の4月初旬。新たに異動して来られた先生方や新採で能登高校に着任された先生方が新年度に向けた準備で大忙しの中、能登高校の先生方を対象とした「総合的な探究の時間(総探)」伴走者研修を行ないました。

内容は今年度の「総探」で生徒の探究活動をいかにして支援・伴走するか?
ワークショップ形式で行なわれたこの研修では講師(ファシリテーション)を能登高校魅力化コーディネーターの木村が務めました。
(研修には高校魅力化スタッフと町役場担当者も参加しました)

能登高校では2019年度から総探で地域課題探究に取り組んできており、中心となって担当してきた先生方にはノウハウが蓄積されています。また昨年度、14名の先生方と5名の高校魅力化スタッフで生徒の探究活動のメンター(伴走者)となって総探を進めましたが、先生方からは多くの気づきとともに苦労や悩みの声がたくさん出てきました。
蓄積されたノウハウを総探に関わるすべての先生方に横展開して探究活動の伴走の質を高めること、そして伴走の苦労や悩みを先生方と高校魅力化スタッフとで共有し、解決して、2023年度の総探にチーム能登高で取り組みましょう!というのが研修の趣旨・狙いです。

研修ではまず

・能登高校魅力化プロジェクトについて
・なぜ能登町や高校魅力化スタッフが能登高校の総探に関わるのか
・総探は何のために取り組む学習なのか
・能登高校の総探のゴールはどこにあるのか

をファシリテーターから情報提供したのちに、

先生方から多く寄せられた「3つの悩み」を問いとして提示して、対話の場を3回繰り返して先生方と魅力化スタッフとで話し合ってもらいました。


対話を繰り返すことで先生方の言葉の中から「より良いメンター」になるためのたくさんのヒントが生まれていました。
新任からベテランまで、総探のメンター経験や想い、考えを語り合う姿は「探究の探究」そのものでした。

総探は教育活動としての目標・目的はもちろんありますが、進め方にこれといった1つの正解があるわけではありません。
だからこそ先生方が生徒と一緒に探究を楽しむ姿勢を大事にしていきたいことです。

今年度の総探がとても楽しみになる研修でした。